Source Audio Ventris 使用感とフットスイッチ

ではエレアコ用にヴェントリスはどうでしょうかという記事でしたが、その続きの話です。

少し使ってみてやはりその音の質の高さが大変良い感じを受けます。PlateやHallのリバーブはDAWソフトのプラグインで使用されるリバーブに劣らず、2C Audioやレキシコンなどのハイエンドのアルゴリズムリバーブのようにレコーディングの後掛けリバーブとして使用しても十分なレベルであると感じます。キメが細かく大変ナチュラルですね。これを聞くと今まで使用していたEventideのSpaceの出番はもうないなと思いました。

その他にも多種多様なアルゴリズムエンジンが用意されていて二つのアルゴリズムを直列か並列かに掛けられる所が凄い所。ただし使ってみて感じるのは、リバーブを並列で使用するとお互いの良さが打ち消しあうのか、音量レベルが下がったり、音が濁ったりするため、できれば直列で使用した方が良いと思います。

ヴェントリスはデフォルトではプリセットは4つまでしか本機に保存できないようになっていますのでNeuro DesktopというアプリをPCにダウンロードし、プリセットを8つまで保存できるようにする必要があります。


アプリの左側の歯車アイコンをクリックすると本機の設定画面が出てきますので上記の画像の通りにチェックを入れる必要があります。
これで8つまでプリセットを保存できるようになりますが、保存したあとの呼出しについてはやはり外部のフットスイッチがあった方がいいと思います。ここで自作したフットスイッチを使います。


本機でのプリセットの切り替えはエフェクトオンの状態で左側のフットスイッチの長押し、またはエフェクトオフ状態で右側のフットスイッチでの長押しまたはすぐ押しで左右の切り替え、の二通りで行われるためエフェクトのオンのままですばやい切り替えはできません。しかし、このフットスイッチを使えば一踏みの手間で済みます。しかもプリセットを昇順と降順とで使い分けができるので大変便利。つまり、曲中での足の操作によるプリセット切り替えが容易になるという事です。ただし重いプリセットになると切替にわずかに間が生じるようで、これはどうしようもないのかなといったところ。MIDIスイッチを使えばさらにたくさんのプリセットが使用できるので、今後これも検討したくなると思いますね。おそらくフットスイッチはヴェントリスを使う上でのマストアイテムになるかと思います。



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