アコギの足台の代わりにギターリフトみたいなのを使う

 座って弾くのにギターの位置は割と気を使う

Koyunbaba
ギター支持具で最近よく知られるようになったギターリフトの類似品、Koyunbabaを鉄弦ギターに使ってみたところ、大変良い感触を感じましたのでその話。ちなみに私はクラシックギターの構えのようにギターを左足の上に乗せる事はできません。体がねじれている感じがして違和感があり、慣れません。

パイプ椅子を買ってきた

来週の日曜日に大分でゆめいろ音楽祭というイベントがあり、ストリートで演奏をする予定にしています。そこで思い出したのが椅子が思ったより合わない、という事でした。そこで椅子に慣れるためにホームセンターで買ってきました。
どこにでもあるパイプ椅子を買ってきました
どこのライブイベントでも見られる「パイプ椅子」です。登場する頻度が高いのにも関わらず、この椅子苦手なんですよね。座ってギターを構えた時にギターの位置が低すぎて弾きにくいんです。かといって足台を使おうとすると今度は足が高くなりすぎてギターを構えた位置が今度は高くになり弾きにくい。イマイチギターを構えた時の違和感を引きずって演奏に集中しにくいのです。よく登場するからには慣れなければならないと思いこの度家でこの椅子に座って慣れようと思いました。

この椅子で高さを調整する方法

足を組む1

よく見られる方法

右足を左足の上に交差させてその上にギターを構える方法です。これは一般的なやり方で、どの椅子でもこれをすることで高さを補正して弾くことが出来ます。足の組み方、椅子の状態によって違和感があったりします。私も何もない時はこの方法が一番多いです。ただ足一本で地についているのが少し心もとないですが。

足を組む2

フラメンコでよく見られる

写真のように右足を大きく開いてかかとを左足の上に乗せる方法で、フラメンコギターを弾く人に見られます。足を組む方法は組み方の状態によって感じが変わりますが、この方法はしっかりガチっと組んでいるのでギターがクラシックギターの構え並みに安定しますが、体が柔らかくないとこの姿勢でい続けるのが結構疲れます。この写真では私がやっていますが、今は私は無理ですね(笑)

足台を使う

右足を足台の上にのせる方法
足台を使う方法もよく見られる方法ですが、椅子との相性があり、合わない時があります。特にこのパイプ椅子は足台を使うと今度は右足が上がりすぎて右肩が上がって右手の稼働範囲に制限が出てしまい、違和感を感じてしまいます。パイプ椅子と足台は相性が悪いです。また足台は椅子の高さに応じて微調整しなければならず、毎回感覚が変わってしまいます。とくに見栄えの良い足の高い椅子が用意されたときには足台の足を目一杯延ばさないと行けなくなり、「グラグラ」と不安定な状態を作ってしまいます。

左足の上に右足を乗せる

苦手なパイプ椅子にはこの方法で

写真のように左足の上に右足を乗せる方法もあります。意外とこの方法が丁度良い状態になる事が多いです。ただタッピングを使う場合にはギターが不安定になりあまり向かないかもしれません。

最近はギターリフトというのがあるらしい

ギターを上手く支えて弾けるようにする器具をギター支持具というらしいのですが、クラシックギター奏者の間では吸盤を使ってギターを弾きやすい位置に調整する器具があります。その中で最近よく知られるようになったのが「ギターリフト」という物です。


プロのギタリストさんも絶賛している事から大変良いものであるという事は伝わってきますが、何しろ価格が高いです。簡単にお試しで手を出せるものではありません。そこで類似品はないかと調べたところKoyunbabaという物が出ていることが分かりました。この価格なら何とか手が出せます。


そこで早速取り寄せてみました。

Koyunbaba使用感


Koyunbaba
袋がついてきますが、包装も質素なもの。なお写真では吸盤の位置が右側に三つついていますが、届いたときは右側に2つ左側に2つついています。への字の部分は割としっかりとしたゴムでアクリル板を挟んでいるような感じです。元々はクラシックギター用として使うものですが、これを鉄弦ギターに使ったらどうなるかという所が確認するところとなります。

私のベストポジション
クラシックギターと違い右足に乗せるため、アクリル板の位置は左側になってきますが、上記の写真が何とかぎりぎりで使えるポジションかなと思いました。本当はもっと左側にしたかったのですが、吸盤の穴がないのでどうしようもありません。また上記写真のカッタウェイの部分までアクリル板が来てしまうとその側面を叩く(人はあまりないかもしれませんが)ことが出来なくなりますので注意が必要です。

Koyunbabaをつけて構えた状態

見た目ではほとんど支持具をつけていることが分かりません。また足を開く事もなく普通の状態でギターを構えることが出来ます。ベストポジションまでは行きませんでしたが、それでもかなり弾きやすい状態まで持って行くことが出来ると思います。

まとめ

まとめると、「非常に良い」と思います。

自分のベストポジションを追い込める

吸盤の位置を変える事によって自分のベストポジションに追い込むことが出来ます。ベストといかないな、と思ってまた他の足台や足を組むなど試したのですが、それ以上に自分がベストな状態に構えを作ることが出来ていることが分かりました。

椅子の状態にポジションが変わることが無い

会場の椅子によってギターの構えを都度工夫しなければなりませんでしたが、この支持具は足の上に乗せるだけなので椅子の状態によってポジションが変わることが大変少ないと思います。常に自分のベストな状態でギターを構えることが出来る、という事は今での悩みを終わらせて凄い飛躍だと思います。

ギターストラップと併用できる

この支持具の使用と同時にギターストラップをつけることが出来ます。そのことによって座ったポジションと立ったポジションを曲や雰囲気に合わせて変えることが出来ます。これは大変便利だと思いますね。

短所と言えば

短所を上げるとするなら、吸盤の穴の位置が少ない、という事が言えるでしょう。右足に乗せる事の多いアコギならばもうちょっと穴の選択肢が多くてもいいのではと感じます。少し取り外しがしにくくなるかもしれませんが中央あたりにも穴があってほしいですね。また支持具が少し大きいので場所をとるというのもあるかもしれません。他の販売サイトではハードギターケースに吸盤で付けているのを見ましたが、これはハードケースにはくっつきません。

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