iPad Proに変えてBias FX2 mobileの音出しをしました

 アコギでBias Fx2 mobileを使う話です。初めてご覧になる方は

アコギにiPadをエフェクター代わりに使う
アコギで使うPositive Grid Bias FX2 mobile:追記あり
アコギで使うPositive Grid Bias FX2 mobileその2

をご覧ください。
読書の為に中古で購入したiPad Air2でしたが、Bias Fx2 mobileのアプリもきちんと音は出ましたし、特に不具合はありませんでしたが、このアプリの最高の音質は出せていませんでした。それはバッファとサンプルレートの設定です。

バッファの設定
バッファの設定画面
数値が小さいほどレイテンシー(遅れ)が小さくなり、よりレスポンシブな状態になりますが、タブレットに負荷がかかると音切れが発生する不具合が出るそうです。初期値は128になっていますが、負荷がかかると音切れを避けるためにバッファの数値が大きくなり、弾いた時と出る時とのずれが生じる事になります。ipad Air2ではマシンパワーが足りないときはバッファの数値が大きくなり音ずれが生じる現象が見られました。

サンプルレート
サンプルレートの設定画面
つぎにサンプルレートの設定です。数値が大きいほどより滑らかな音になります。ちなみに44.1KHZはCD音質となります。初期設定では44.1KHZになっていますが、サンプルレートを上げるとデジタル臭がなくなり、より自然な音になるそうです。

このバッファとサンプルレートを最高値にしたかったのですが、iPad Air2では初期値から動かすと途端に不具合が生じて使うことが出来ませんでした。これを変えるためにはより性能の良いiPadに変えるしかない、と思い詰めるようになりました(笑)


という事で今回iPad Air4と比較してiPad Proを購入する運びとなりました。結構なお値段ですが、Line6のHX Stomp買うよりはエフェクターだけでなく、作曲もでき絵も書け、動画も見れるし、情報収集もできる等、出来る事を考えればHX Stompは躊躇しますが、iPad Proは十分に投資できるものだと思いました。

またXtoneとの接続に使われているUSBケーブルも良いものに変えると良い結果が出ると思い、評判の良いオヤイデのUSBケーブルを購入しました。

デジタル機器なのにUSBケーブルを変えて音が変わるというのはオカルトでしょう?と思う所ではあるのですが、どうもUSBで電源を供給する際に発生するノイズがデジタルからアナログに変換された後で音に影響を与えるらしいという記事を見て、それならば買う意味はあると思い購入に至りました。

接続してみました。

3週間かけてようやくiPad Proが届きました。薄くてしっかりした作りでいいですね。背面カバーはしましたがフロントカバーはせずにそのままタブレットとして使いこむつもりです。

ベンチマーク

早速巷で言われるAntutuのベンチマークで70万点を出してみました。噂は本当だった(笑)

右が純正、左がオヤイデ

ケーブルも届きましたので早速つないで比較してみました。比較する点は

1.iPad Air2とiPad Proで音が変わるのか
2.純正USBケーブルとオヤイデで音が変わるのか
3.バッファを最高にしたらどうなるのか
4.サンプルレートを最高にしたらどうなるのか
5.総合力はどう変わるか

の5点になるかと思います。

1.について

全然変わります。よどんだ空気がクリアになるほど変わります。

2.について

聞いた人は十中八九、音が変わるね、と言うと思います。大きな違いが出ました。オヤイデの方が音が大きくなり、レンジが広くなり、解像度が上がります。劇的な効果があります。

3.について

レスポンスが向上します。弾いて音が出る時間が短くなることがはっきりわかります。ダイレクトレスポンスが向上します。今までのはやっぱ少し遅れていたんだと思わされました。

4.について

音がヌルヌルします(笑)。高級エフェクトの感触です。音が滑らかで自然になります。

5.について

はっきりもう昔に戻れません。ダークで不透明な世界に住んでいたんだと思わされました(笑) 最高の状態でもCPU使用率は20%程度しか上がりません。さすがiPad Proだと実感しました。

Bias FX mobile、中々いいじゃないですか? セットリストごとにエフェクトを細かく組んで一踏みずつ進めることが出来るし、可能性が増えますね。


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