デュアルピックアップ取り付け(自作アコギ編)

今回製作したアコースティックギターに、デュアルピックアップシステムを取り付けました。

構成は

  • マグネットピックアップ:Sunrise S-2(使い回し)

  • コンタクトピックアップ(ピエゾ素子 20mm から自作)

  • 低域用コンタクトピックアップ(ピエゾ素子 35mm から自作)

  • エンドピンボックス:タカチ製アルミケース+エンドピンジャックで自作

この組み合わせはすでにライブ実践で使用しており、問題なく安定して運用できることを確認済みです。
手間は多いですが、しっかりすればDIYでも充分実戦投入できます。


エンドピンボックス製作

タカチアルミケースに
・RCAジャック用穴 ×2
・エンドピンジャック穴 ×1
を開けます。

アルミケースは金属の中でも加工がしやすく、電動ドリル+タケノコドリルで問題なく穴開けできます。詳細はこちらで紹介しています。

RCA/エンドピンジャックを取り付け後、シールド線をばらして Tip / Ring / Sleeve にハンダ付けします。

作製中のエンドピンボックス

ギター側は12mm木工ドリルで慎重に穴あけし、エンドピンジャックが適正な突出量になるよう微調整。


ピエゾ加工について

丸板をそのまま使うDIY方法がよく紹介されていますが、実戦で使う場合は以下の問題が起きやすいです。

  • ノイズを拾いやすい

  • 特定周波数でバズ・ビビりが出やすい

これを避けるための必須処理:

  • 小さくカット

  • 固い台座に固定

  • 銅箔でシールド処理

  • ハンダ処理を丁寧に

低域用ピエゾにはローパスフィルターを追加し、信号合成の馴染みを良くするため10kΩ抵抗を挿入。

抵抗をはんだづけ

コンタクトPU 2つは短いRCA分岐で合成→エンドピンボックスへ。

自作ピエゾピックアップ

マグネット用には短いRCA延長ケーブルを作成。


ギター内部の取り付け位置

  • 通常コンタクトPU → ブリッジボードの6弦寄り
     → ゼリー状瞬間接着剤(百均でOK)

  • 低域用PU → パームミュートの真下ポイント
     → ゲルタイプ厚手両面テープ(百均でOK)

ケーブルはケーブルフックで固定し、ボディに当たりやすい箇所は隙間テープで保護。


運用上の所感

ステレオシールドでプリアンプへ送ります。
コンタクト側の信号はマグより若干弱いので、ミックスではマグ側を少し下げ方向。

ただし

  • パームの存在感

  • 生のアタック

  • 箱鳴り感

ここは確実に出ます。
EQとコンプの相性も良く、ライブでとても扱いやすいシステムです。

ピックアップを取り付けた所

まとめ

ピエゾは「丸板のまま貼る」簡易DIYでは実戦は厳しい。
加工・固定・シールド・処理を丁寧に行うことで、DIYでも充分実戦で通用するレベルになります。

次回はこのシステムの電源周りの記事を書きます。
キクタニの電源関係の製品を紹介しつつ、その運用について触れる予定です。

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