いよいよ試行錯誤のギターの塗装へ
Xotic Oil Gel
ギターをDIYでリペアするときに難易度の高い塗装ですが、エキゾチックのオイルジェルを使えば比較的容易に塗装が可能になります。エレキの塗装、ネックの塗装の記事をよく見ることができます。アコギにはあまり使われてないのかもしれません。
XOTIC/XP-OG1(Xotic Oil Gel:60ml)【エキゾチック】
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Xotic Oil Gel |
オイルジェルのメリット
工具が最小限に済み特殊な技術が不要
必要なものはオイルジェルときめの細かい古Tシャツと400番と600番の紙やすりだけです。Tシャツはできるだけ肌触りが良くきめの細かいものを使います。刷毛塗もできるのですが、刷毛による凹凸が平らになる前にオイルが固まってしまうため凹凸が残ってしまいます。きめの細かい布で薄く塗ることによって仕上がりをグロス仕上げまでもっていくことができます。特にコツもなく布に油をとり薄く塗るだけです。乾燥によるオイル痩せが少ないので穴埋めもできシーラーなどの塗料もいりません。
塗装時の臭いが少ない
オイルの臭いは「カメムシの残り香+魚油」に近いです。ナチュラルで刺激臭はなくラッカー塗装に比べれば無臭といっていいほど少ないです。室内での作業も問題ありません。手に油がついてもすぐに落ち臭いが残ることはありません。
仕上げの調整が簡単
使用する場合は厚塗りはせず布に油をつけて薄くのばして塗るのですが、塗る回数によってサテン仕上げからグロス仕上げまで調整が効きます。
乾燥が早く短時間で仕上がる
油を塗ったときからすぐに乾き始めます。一度薄く塗ってから次の塗装まで4時間くらいで済みますので1日に4回くらい塗ることができます。大体3から4日くらいで室内で塗装が仕上がるというのは今までの塗装は時間がかかるというイメージを覆されます。
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メーカーさんの使用説明書 |
オイルジェルのデメリット
塗装が薄いので傷がつきやすい
一般の塗装に比べれば薄く仕上がりますので木地に傷がつきやすいと思われます。塗膜はできますが、ウレタンのようには強くはなさそうなので落下させたときのダメージが大きいかもしれません。
薄く塗るのが基本なので思ったより時間がかかる
もっと早く仕上げたいと思う人からすれば重ね塗りを10回以上することになるので思ったより時間がかかるのかもしれません。
製品レビューでは使用説明書どおりに使用する人の意見は少ない(笑)
上記に使用説明書を載せてみましたが、製品レビューでは「私はこの通りにしました」という別のやり方を載せている人が多いですね。私も説明書通りに行った感想としては「木地が傷無くフラットに調整された場合に有効」で、そうでない場合はフラットな塗りは難しいでという事です。また「薄く塗る」という薄さがどれくらいなのかわからず、単に布に油を含ませて塗るのを繰り返すだけでは凹の部分は埋まらずフラットな塗りにならずグロス仕上げは難しいと思います。
スクレーバーでオイルを塗る
まず布にしみ込ませて木地にオイルを塗りこむ作業を4時間間隔で2回ほど行い、あとはオイルをスクレーバーで広げながら塗る方法を取りました。
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オイルを垂らしたところ |
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スクレーバーで広げていく |
この方法だと布にオイルが吸われないので経済的ですね。後はしばらく置いておいて乾く前に布で凹凸を無くすように拭いていきます。しかしリフィニッシュではやすりで均しきれない凹凸の場所がいくつか出てきてフラットな状態を作り出す障害となります。ここをどうやって均一にするかしばらく試行錯誤しましたが凹凸のあるところは筆などでオイルを少量取りその場所に置いていく感じで乾く前にラップで巻いた布で決して塗り広げず上下にトントンするかんじで軽く均していくと平らに埋まっていきます。この方法は塗ったところとそうでない所の境を無くしていくことができますので後は乾いた後に粗目・細目・極細目のコンパウンドをかけていくとフラットになります。この方法は便利でたとえ傷ができてもすぐに補修が効きます。傷補修にもこのオイルは使えると思いました。
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塗り終わったところ |
ピックガードの作成
ピックガードを剥がすには布を当てた上にアイロンを載せて温め、スクレーバーを差し込んで剥がすのですが力を入れすぎてひびが入ってしまいました。今回同じものを作成することにしましたが、OOO用のピックガードは販売されていないのでフリーサイズを購入し同じサイスを切って使用することにしました。
アマゾンでフリーサイズの価格の安いものを購入してみましたがこれが酷いものでした。
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アマゾンで購入したピックガード? |
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SCUDのフリーサイズピックガード |
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ピックガードを張り付けて完成 |
オイルジェルを使用してみた感想
出音の比較
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塗装を剥がした状態 |
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再塗装・ブレイシング調整後の状態 |
今回のまとめと感想
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