Furman電源タップを買わずヤフオクタップを試す

 Furman SS-6Bを前回試して好感触を得て「ポイントを使って買う」と思ったのですが、果たしてノイズを取ることによって音が良くなったのかと言えばそうでもなさそうです。オーディオに効果を得るための電源タップにはノイズフィルターは使われて無いようで、使用しているケーブルとプラグ、電源コンセントとそれを保護するカバーの組み合わせによって音が変わるようです。Furmanを使うにはそもそもライブハウスなどの多くのノイズが飛びやすい環境ですし、機材を雷から保護するためのサージフィルターが入っていたりして、個人が家で使うには用途が違う、という事なのでしょう。またノイズフィルターを使うことによって音が痩せるという指摘もあったりして音を良くしたいという目的を果たすものではないようで今回は購入することをやめました。

プロケーブルのサイトでは壁のコンセントを安価なパナソニックのWN1512Kに交換するだけで事足りるという記事もあったりします。ただ壁のコンセントを交換するには電気工事の資格がなければできません。しかし面白いことに電源タップを自作する分では特に資格も必要ではなく自分で部材を選んで自作することは可能だそうで、結構自作タップのネット記事をみることができます。またオヤイデサイトからは自作キットも販売されている程です。ハンダも必要がなく、ケーブルを剥いて締めるだけと誰でもできそうです。ただ、配線が間違って無い様使用前はテスターで確認するように十分に注意が必要です。

オヤイデ電気で売ってる『JIS規格用 電源BOX自作セット』でオリジナル電源タップをつくってみました。

また自作キットがなくてもホームセンターに行って部材を買って自分で作ることも可能なので、WN1512Kを中心に自作の検討をしてみました。4口のタップを考えた場合、

あと、ボックスとケーブルの隙間をなくすキャップが1個必要です。ざっくり考えて5000円以上は軽くかかってしまう事になります。意外と高く付くものでFurmanが如何に安いかを思い知らされます。部材をまとめ買いして安く作って販売している人がヤフオクにいるのでは?と思い調べると…いますね。そして作成の手間などを考えると断然安い。

WN1512Kを使ってタップを作り販売している方のものを落札して取り寄せてみました。送料込みで5200円。落札時には割引特典とポイントを使って思ったより安く買えました。

汎用のコンセントWN1512が2つと埋込ボックスが使われていますが、プラグやケーブルはフジクラというメーカのもの。コンセントカバーはステンレス製です。レコーディング用におすすめだとか。

存在感あります

プラグもデカい ケーブルもデカい

ボックスは汎用品

パソコンとモニタースピーカーをつないで一般のタップをつないだとき、ファーマンの時との音の比較をしてみました。パソコンにはUSB接続でオーディオインターフェースがつながっています。

普通のタップ長期愛用(笑)

3つをつないで聞いて感じたことは ヤフオクタップ>Furman>一般のタップでしたね。まあ予想通りですが。一般のタップからFurmanにつなぐと今まであいまいだった音がはっきりと分離することが分かり、音がシャキッとする感じがします。そしてFurmanからヤフオクタップに変えると低域が太くなり、キックとベースがきちんと聞きやすくなるのが感じられました。もちろんアコギのピックアップの音も一番気持ちいい。

タップを変えると

〇音の輪郭がはっきりしてベールを一枚取ったように明瞭になる
〇空間をより感じられ楽器の配置が明確になる
〇ベースとバスドラムがきちんと分離され音圧も感じられ太く聞こえる

音が良くなるというより元々こんな音だったという解釈をすべきという事のようですが、こんなに良い方へ変わるのだったらライブでも使ってみたいと思いますね。今はバッテリー使用なので使えませんが。

部品を変えることによってさらにアップグレードが可能みたいですが、これ以上は好みの範疇に入ると思いますのでここまでにしたいと思います。あくまでも主観ですのでご参考までに。

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