ダダリオのカポタスト NS Artist Capo Metallic Grey PW-CP-10MG

 最近のトミーエマニュエルさんの動画で「おや?」と思う動画がありました。(スマホで見られない時は下の「ウェブバージョンを表示」をクリックして頂ければ見られます)

この動画が再生されて一番最初にピントが合うのがここで使われているカポタストです。トミーエマニュエルさんは長いことカイザーカポを使っていらっしゃいますが、まるで「今日はカポが違うよ、カッコいいでしょ?」と言わんばかりです。

実は私もこれ使っています(笑)

ダダリオのNSカポだ〜

NSカポは当初はNSカポの名前で販売されていましたが、最近はダダリオの名前で売られるようになりました。この不思議な形のカポはカポをつけるために握るレバーみたいなのが上側ではなく下側になるタイプが最初でした。

NSカポ
レバーが下側になっています
上の写真は私が最初に使っていたタイプです。カポは様々なタイプがありますが、カイザーカポのように片手でワンタッチで挟むように使うタイプもあればネジのようなもので挟み具合を調整しながら使用するタイプ、例えばよくみられるのがSHUBB(シャブ)カポみたいなタイプですね。
多くのプロが使用するSHUBBカポ、そしてライブシーンでは目立ってカッコイイカイザーカポ、なんといってもギターのヘッドに挟んでおけるのでカポがどこに行ったと探さなくて済む(笑)
カイザーも持ってます
トミーエマニュエルさんも長年愛用のこのカイザーカポ、ところがこのカポを使うと若干音が鈍い音に変わりノンカポの状態の解放弦の音と比べて音が悪くなります。トミーエマニュエルさんのようなベース音を右手を弦の上にのせてミュート状態にして弾くようなスタイルになってくると返って基本的な解放弦の音がぶっているほうがコントロールがしやすくて弾きやすいのかもしれません。が、基本音は悪くなり、挟み込む力が強過ぎて巻弦の音がシャープしてしまいますので音にうるさいソロギターのプロはカイザーはあまり使用しない傾向があります。

しかし、ギターのヘッドにカポをつける(それをやると音が変わってよくないよ、という人も多い)クセが付くとカポをなくさないし、なにより立ちで弾く時には便利でしょうがないですね。挟まないタイプのカポも使っていたのですが、やはり置き場を忘れて無くなってしまいました(汗)そのため上記の赤のカイザーは長年使っていますがいつまでたっても無くならない。わたしにはどうしてもギターのヘッドに挟むことができるタイプがいいようです。SHUBBカポを買っても無くす自信が相当あります(笑)
このNSカポは上の写真にあるように長い事気に入って使用していました。
・確実にカイザーカポより音が良い
・挟むタイプでギターのヘッドにつけられる
・ネジで締めこんで挟む力を変えられる
・見た目上、メカニカルな部分が下側についているため目立たなくてよい
という良いトコ取りで長年使用していましたが、部品に限界が来たのか壊れてしまい、同じものをまた購入しようとしましたが、その時には同じものが販売されておらず、代わりに似てはいるけどもあまり見せたくないメカニカルな部分がなんと上について丸見えになっているのがあるではありませんか。
正直、これはありえないと思いました。醜い部分が丸見えでお客さん側に向いているだと?どうしてこんな事になった?という思いでしたが、緊急で他にはないのでしょうがなく購入することに。

ところが意外とこのメカニカルな部分が丸見えになっている方がカッコいいのです。冒頭のトミーエマニュエルさんの動画を見ていただいてもわかるかと思います。カイザーカポにとってかわるカッコよさがあるじゃないですか。
見られる側からはカッコイイ
ギターを弾く側からみればメカニカルな部分が不細工に見えるのですが、お客さん側からみるとカッコよく見えるという不思議なデザインです。ただし、この出っ張ったメカニカルな部分が視界に入ると弾き手側にとっては精神的にちょっと邪魔で弾きにくいイメージを持ってしまいますので「これは弾きにくい」と思いこむ可能性があります。ソロギタリストはおそらく皆そう思うんじゃないかと思いますが、弾きこんで慣れてしまえば問題ないんですけどね~(それだけ今回トミーエマニュエルさんが使用しているのが意外でした)。音も悪くないので当面私にとっては手放せないものになってますね。

お陰様で絶好調(笑)
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