アコギ用ピックアップで失敗した話

 昔、最初にアコギのピックアップを購入したのがLRBaggsのiBeam Activeで、取り付け説明書も書かれてあるしWebでも取り付け方などの説明が書かれてあるので大丈夫だろう、と思って楽器店で購入したところ、Martin OOO-28ECの内部のサドル下の取り付け場所が狭くてピックアップが取り付けられないという問題に遭遇しました。結局その場所は諦めてブリッジピンの後ろに取り付けたのですが、出してみた音がぼんやりして「こんなはずではなかった」という結果に。これがきっかけで機材沼にハマる事になってしまいました(笑)・・・

当時おそらく私が「?」と感じたのはオーディオインターフェースにピックアップをつけたギターにシールドで直差ししたものをヘッドフォンで聞いた結果だろうと思います。このやり方はレビューにあるような「生音に近い」とはとても言い難い音になると思います。お店に再び持っていくとアコースティックアンプにつないで音を出してくれましたが、「悪くないんじゃない?」という事でしたが、その時はなぜこうなったのか釈然としませんでした。

この様に「こんなはずではなかった」という原因を考えるとどこから出した音を聞いたのかというのがポイントになるかと思います。ギターシールドをつないでアンプのスピーカで出したのか、ヘッドフォンで出したのか、エレキ用のアンプで出したのか、アコギ用のアンプで出したのか、パソコンのスピーカで出したのか、DIボックスを使ったのか、プリアンプを使ったのか、PA用の機材で出したのか・・・

昔ギターアンプ代わりに使ったマッキーSRM150

上記の要因で出音は変わります。エレキのアンプやヘッドフォンで直接の音を聞いたならば、全くイメージの音とはかけ離れた音が出てきます。エレキの考え方と同様にピックアップとシールドをつないでアコースティックアンプに直差ししてスピーカーから出る音で判断してね、というのがメーカーの思いなんだろうなと思いますが、実のところメーカー側は特に接続機材についてのガイドラインは示していません。少なくともエレキのアンプではいい音でませんよ、くらいは表示してもいいかと思いますが。

ライブハウスではアコギの場合、ほとんどがライブハウスにあるDIボックスにシールドを刺してPAに音を送る場合になるかと思いますが、PAのオペレーターの経験によって普通に音が鳴る訳で、素人がオペレーターをやるとインピーダンスが合わずシャリシャリのとんでもない音になったりします。

結局、ユーザーは手探り状態で音を出して判断せねばならず、初めてのアコギピックアップ体験は失敗する可能性が高いのではないかと思ったりします。

11月14日のライブのお知らせです。もちろん私はインストで弾きます。

こもれびで宴会(笑)


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