自宅でかんたんチンしてコーヒー焙煎

コーヒーとアコースティックギターは相性がいい

コーヒーの色とアコギの木材の色が似ているせいなのでしょうか。コーヒーを嗜むこととアコギを弾くことは相性が良いように思います。美味しいコーヒーを飲みながらギターを爪弾くと何かリッチな時間を過ごしているように感じます。美味しいコーヒーがあれば最高ですが安くて美味しいコーヒーを味わう方法はないかと試行錯誤しています。今回わかったことをまとめてみました。

私はなんとなくスーパーの大量のレギュラーコーヒーの粉を買い、コーヒーメーカーはタイガーのコーヒーメーカーを使って100均で買った安いコーヒーフィルターを使って飲んできました。それでも問題はなかったのですが、家の者が「コーヒーが美味しくない」と漏らしたのがこの度改善をするきっかけとなりました。

高いコーヒーメーカーを買う?

まず頭に浮かぶのはデロンギです。エスプレッソなどいろいろな味が楽しめそうですが実際それほど機能を使うほど何杯もコーヒーを飲むことはないのでコスパがちょっと悪いですね。

De'Longhi (デロンギ) 全自動コーヒーマシン マグニフィカS ECAM22112B

ネスレのカプセルコーヒーも思い浮かびますが、ネスレに依存してしまうのはどうかと。

他のコーヒーメーカーを買うのだったら安価ですむハンドドリップでいいのではないかと。

良いコーヒー粉を買う?

スーパーの大容量のコーヒー豆はすでに挽かれて粉になってので楽ですが、鮮度が落ちておりどうみても良いとは言えません。まずはここを改善し、粉でなくて豆を挽いた挽きたてでなければならないと思います。まずはコーヒー粉ではなくコーヒー豆を買うべきかと。

コーヒー豆は自分で焙煎できる事を知る

コーヒー豆を買うということはすでに焙煎された豆を買うというのが一般かと思いますが、実は焙煎前の生の豆も焙煎豆より安く販売されており、自分で珈琲焙煎した方がずっと経済的であることがわかりました。価格はアマゾンなら1kgで1,500円~3,000円くらいの間になります。しかも煎りたて挽きたての美味しいコーヒーを楽しめます。

実現するために必ず買わなければならないもの

コーヒーミル

KINGrinder K0 手挽きコーヒーミル
焙煎したコーヒー豆を粉にする機械ですが、買う前に避けたい種類のコーヒーミルがあります。それはプロペラ式という刃をプロペラのように回しながらコーヒー豆を砕く安価なタイプのコーヒーミルです。これは豆が均一に挽けず雑みが出やすいとのことで避けるべきタイプです。あとは何人でコーヒーを飲むかにより準備する豆の量が変わりますので一人、二人で楽しむ場合は手挽き、三人以上で楽しむなら電動式がいいかと思います。

デジタル計量器

アトラス コーヒースケール 3kg
豆を測るために使用します。自分に最適な分量をレシピ化するために必ず必要です。コーヒーを淹れる際に豆をどの分量で使用するかを知る必要があります。ハンドドリップならば必需品ですし、コーヒーメーカーを使う場合も測ったほうがいいです。よく三角形のコーヒースプーンを使いますが、あくまでも目安であり正しいとは限りません。自分にあったレシピを見つけるには計りを使いましょう。

コーヒーメーカーを新たに買う必要があるか

安価に楽しむのであれば買う必要は無いと思います。挽きたてのコーヒーは手持ちのコーヒーメーカでも美味しいです。ただし、豆の分量と水の分量、豆の挽き方により味が変わりますのでお手持ちのコーヒーメーカーに合うレシピを見つける事が大切だと思います。ハンドドリップを使いますが、日頃は今まで使っていたタイガーのコーヒーメーカーをそれ用のレシピで今も使っています。

いよいよ本題の自宅でやるコーヒー焙煎

前提として自宅でのコーヒー焙煎は家族の理解が必要
コーヒー焙煎はコーヒーを炒った燻り臭が家の中に漂います。浅煎りだとそれほど強く出ませんが、中深煎りより長く焙煎すると結構臭いが家中に漂って一晩は残りますのでそれを受け入れる方のみにおすすめできる話です。その点だけはご注意ください。

自宅でできる簡単焙煎方法

フライパン(豆の表面が焼けます きれいに焼くのは難しい)

手網式(網に入った豆を火であぶる チャフが飛んで面倒)

片手鍋(焦げないよう常に鍋振りが必要 きれいにできるのはせいぜい200gまで)

オーブン(豆の表面が先に焼けます 焙煎のバラつきに注意)

電子レンジ(やり方がまずいと 焙煎に大きく偏りがでます)

焙煎ロースター(高価ですが簡単にできます 大量には焙煎できません)

それぞれにやり方がネットで公開されています。自宅でやる場合だいたい深煎りになるまで豆を炒るとコーヒーになります。それより早めに終了する浅煎りや中煎りをやろうとすると豆の芯まで火が通らず生焼けのまずい焙煎になりやすいんですよね。上記の焙煎方法のうち、確実に豆の芯に火が通る電子レンジの方法が一番簡単で誰でもできる方法だと思い、どちらかというとマイナーな方法ですが電子レンジ焙煎を取っています。

必要なもの

電子レンジまたはオーブンレンジ(600W、800Wがあればベスト タイマーがデジタル表示が良い)

耐熱グラタン皿(ガラス製 平たいものがよいと思います)

泡だて器(豆を撹拌するのに使用 箸やしゃもじでもいいですが、これが使いやすいです)

園芸用フルイ(焙煎後の冷却、チャフ飛ばしに使用 豆が落ちない程度の網の大きさ、網は三枚セットになっていることが多く、その中の一つが使えるはず)

デジタルはかり(豆の分量を計ります)

掃除機(チャフが飛びます 後片付けに必要です)

コーヒー生豆(1袋200gでいろんな種類が入った手軽なものから始めるといいのではと思います農薬は?と心配になるようでしたらグレードの高いスペシャルティコーヒーなどを選べばいいかと思います)シングルオリジンといって単一の豆をあれこれ取り入れて違いを楽しむことができます。

手順

1.グラタン皿をはかりに載せ、0表示にしてからコーヒー豆を入れて計る

大体レンジでは300g程度はいっぺんにできます。私は250gでやることが多いです。

2.コーヒー豆の欠点豆を取り除く

他のサイトで欠点豆の写真がありますのでそれに似ているものを取り除きます。見た目の悪いのはたいてい欠点豆です。グレードの高いものはよく欠点豆が取り除かれていることが多いので楽ですね。安い価格の豆は欠点豆が多いです。今回使用したのはパプアニューギニアのスペシャルティコーヒーです。安くて質がいいですね。

3.豆をグラタン皿に乗せてレンジに入れる

グラタン皿に並べた生豆
600Wならば大体14分~16分程度、800Wならば10分位でできますのでレンジのタイマーをセットし、スタートボタンを推します。
レンジで加熱中

4.30秒で扉を開け皿のポジションを変え扉を閉めてスタートボタンを押します。次の30秒でまた扉を開け泡だて器で皿の中の豆を混ぜ扉を閉めてまたスタートボタンを押します。豆の焙煎のばらつきをなるべく抑えます。この作業を終了まで繰り返します。

扉を開けて豆を攪拌します

5.6~7分程度でパン、パンと爆ぜる音が聞こえ始めます。(一ハゼというらしいです)この音が目安

6.パチ、パチと連続する音に変わります。(二ハゼというらしいです)ここでこの作業を終わるかどうかを判断します。明るい茶色から茶色に変わる程度が浅煎りで、豆のにおいがカラメル化して少し焦げっぽくなると深煎りの入口になっています。これから先に続けると豆がオイルで艶が出て焦げ茶の深煎りになりますが、そのころは結構燻り臭と煙が家の中を漂って家の人が顔をしかめているはずです。換気扇を回すのをお忘れなく。

煙を出しながら・・・できました~

7.厚手のミトンをもってグラタン皿を取り出し流しの上で園芸用フルイに豆をぶちまける(流しにチャフといって薄皮が飛び散ります。これが後で大変なので私は大きなプラスチックザルの上で園芸用フルイに豆をいれて落ちたチャフがプラスチックザルに入るようにしています。あとで掃除機で吸って簡単に処理できるんですよね。

園芸用フルイに豆をぶちまける

8.園芸用フルイを左右にふってチャフを落とす。豆を素早く冷やす目的もあります。豆が熱いままだと焙煎が更に進んでしまいます。

9.豆が冷え、チャフがある程度落ちきったら色がつかない白っぽい豆を取り除きます。「死豆」といって欠点豆の一種で、これが多いとコーヒーの味が落ちます。

電子レンジでチンしたとは思えません

10.保存容器に豆をいれる

容器に入れて常温で保管します

11.片付ける

チャフを掃除機で吸い取ります。あとレンジの中を綺麗に拭いてあげてください。

浅煎りも綺麗にできました!
焙煎された豆は一晩は置かないとコーヒーの美味しさは出ません。人によっては3日とかそれ以上待った方が良いと言われることもあります。上記の写真は600Wで16分、深煎り手前まで行いました。浅煎りだと800Wで10分くらいですね。

タイガー魔法瓶(TIGER) コーヒーメーカー 8杯用
私はハリオのハンドドリップで600mlのコーヒーを作るのに粗挽きの豆で40g使用しますが、タイガーの浸潤式のコーヒーメーカーだと極細挽きで23gしか使用しませんので大変経済的で美味しく飲めてます。たぶんコンビニコーヒーよりおいしいと思います。ハンドドリップの方がいろんな入れ方ができ美味しいのですが、コーヒーメーカーでも挽きたてならば結構楽しめますよ。

結果的にコーヒーに対する関心度が高まる

経済的においしいコーヒーを飲むという目的でしたが、コーヒーに対する関心度が高まりいろんな国の豆を試したくなります。また他のプロの焙煎はどんなものだろうと専門店に味を確認しに行ったりするようになり明らかに生活が変わったように思います。

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