エレアコにBOSS GT-1をつないで音を出す

 従来のシステムとは別の方法を探した結果BOSS GT-1を試すことに

デュアルシステムを使ってピックアップの特徴を生かしてエフェクターをつないで個性的な音を出すのに挑戦しています。今まではBias FXをマグネットピックアップにつないでの音出しをおこなっていました。詳細はこちらの記事Bias FX2 mobileをエレアコに使用するをご覧ください。

iPadを使用することによる不満

iPadをエフェクター替わりに使用するのは中々良かったですが、iPadの持ち運びや接続や設定などが少し面倒なところがありました。高価なiPadの置き場がなく毎回地面に直置きするしかなく、接続ケーブルをたびたび抜き差しするとその個所がぐらついたり接触不良になったりして少し運用に不安がありました。モバイル機器は接触不良を起こしやすいのが気になりますね。

XTONEに対する不満

またMIDIコントローラであるXTONEはフットスイッチによる切り替えに信頼性が劣り、押したつもりでも切り替わってなかったりすることが度々ありました。またフットスイッチの間隔や小さすぎて押し間違えが起きたり使いにくさがありました。

ラインの音はエフェクトの効果が機材によって違いが生じる

特に歪系の音は通常はギターアンプで出すものですが、それをラインの音としてPAに送りますので会場の機材によって出音が変わったり他のギターのライン音とのバランスが変わるという不具合があります。まあエフェクト音はあくまでも補助的に出しているものなのでそこまで神経質ではありませんが。

リバーブ以外の音は全部マグネットに任せてギターアンプから出したらどうか

現状ではリバーブ以外のエフェクト音はマグネットに主に掛けるので、現在のシステムからマグネット信号だけを出し、そこにマルチエフェクターをかけてギターアンプから出してはどうかと考えました。ジョンバトラーさんが「Ocean」という曲でやっている方法です。



盛り上がったところでギターサウンドに歪音が入ってサウンドを分厚くしていきます。これはサウンドホールに取り付けてあるSunriseというピックアップの音だけを別に出してオーバードライブをかけてマーシャルのギターアンプで別に音を加えているんですよね。コントロールは足元にボリュームペダルを置いていて、曲の中でペダルを踏んで音を出したり出さなかったり調整しています。本当にかっこよくてこのようやってみたい(笑) てか早くこうすべきだったのだ(笑)
システムの変更点

マグネットだけ音を取り出す

デュアルピックアップならばその特徴を生かして基本の音はマグネットとコンタクトをブレンドしてPAに送らなければなりませんが、ブレンドする前にマグネットを分岐してギターアンプに送るようにしなければなりません。性能の良いABYボックスとかが有効です。
私の場合はチューナーアウトにマグネットの信号を設定することができましたのでそれを使用することにしました。

ペダル付きマルチエフェクターにする

ジョンバトラーさんはオーバードライブとボリュームペダルをつないでいましたが、ボリュームペダルは大きいので、いろんな音を出すならペダル付きマルチエフェクターが最適だろうと思います。そうなってくると大体機材は絞られてきますよね。
ZOOMのG1X FOURはパッチの切替が上下の二つしかありませんのでパッチの中でのエフェクトの切替ができません。値段は安いですが、この手のフットスイッチが2つしかないマルチは選択から除外した方がいいと思います。

私はもっとも最新のNUXが良さそうと思ったのですが、結局軽さと大きさでBOSSのGT-1を選びました。中古市場もかなり値段がこなれています。ギターアンプは15WのPeavy Rage158を中古で手に入れました。中古市場では今数千円とかなり安いです。ギターアンプがない会場にはこれを使い、おいてある所にはそれを利用させてもらうことにします。ちなみにGT-1はつなぐアンプの形態によって接続設定を合わせることができるので音が変わるという心配はなさそうです。

BOSS GT-1を触って分かったこと

アダプターは別売

アダプターは別売になってます。電池で動作しますが、アダプターがあった方が良いと思います。メーカーはBOSS純正を指定していますが、手持ちのアダプターでも動いています。

操作は難しくない

最近のグラフィカルなマルチエフェクターと比べればしょぼいUIですが、触ってみるとそんなに複雑な機能はありませんのですぐにわかります。もし「これはどうすればいいんだ」と思うことがあってもネット上にたいていのことは書かれてあります。

フットスイッチは3つしかないがそれでも大抵のことはできる

自分で作ったパッチ上で特定のエフェクトをオンオフしたり数値を切り替えたりするにはCTL1スイッチという一番右側のスイッチを使い、左の二つのスイッチはパッチを上下に切り替えるというのが基本的な使い方になりますが、CTL1スイッチに複数のエフェクトの切替や設定変更を割り当てることができるようになっており便利です。また左の二つのフットスイッチにも実はCTL1スイッチと同様に割り当てることが可能になっています。(その場合は小さなノブスイッチを回してパッチの切替を行います)ペダルは一つしかないですが、設定によってボリュームからワウへの切替がペダルを踏みこむことでできるようになっており、ワンペダルで必要なことができてしまいます。
軽くて小さくて使いやすいですね
私の場合だと一曲の中でクリーンからオルガンサウンド、そしてオルガン+歪みサウンドへの変更もできますし、ディレイから歪+フランジャーへの切替をやったりとか、ボリュームペダルで必要に応じて歪みサウンドをプラスするとか、大体思ったことができ満足のいく結果となったと思います。
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