昨年の年末から録音を開始してようやく形になりました。誰しもオリジナル曲ができるとそれが受け入れられるかどうかに関わらず、機会があればオリジナルCDを作ってみたいと思うのではと思いますが、それをやってみました。
ジャケットデザインやCDプレス等、プロに頼んで作ってもらうとかかる費用も結構なものになりますので、まずは自分でどれくらいできるのか挑戦してみました。といっても機材を揃えるのはお金もかかります。少しずつ揃えていきましたので取り掛かるまでに数年の期間がありますね～そして最近の情勢で時間が出来、ようやく取り組むことが出来ました。
 |
| 機材をそろえるまでが大変でした |
〇自主制作CDの概要
・歌なしの全曲アコギによるインスト曲
・基本はソロギターなのだが、少しだけ他の楽器でサポートする形
・CDは買ってくれる見込みが立たないので(笑）まずはCD-Rによる手焼き
・ジャケットは自分でデザインした紙ジャケットで自分のインクジェットプリンターで印刷
〇録音
ギターの録音は漠然と初めたのですが、中々納得の行く録音が出来ず、一日中やっていることもありましたが、マイクの前で完璧な演奏をしたとしても聞き直すといくらでも訂正したい部分が出てくるものです。自分の耳がアラを探す耳になってしまい、だんだん何がいいのかわからなくなります。そこで録音はある程度妥協し、後に気がついたら都度DAW上で修正する、という手段を取るのが良いと思うようになりました。今回はマイク一本による録音ですが、マイクが複数本になってくると後での編集が大変なことになり、プロでないと出来ない領域にいってしまいます。自主制作はマイク一本で十分かと思います。
録音で気がついたところ
・叩きなどの奏法が入る演奏は、マイクが近いと耳に痛い成分が多く録音されるので尖った部分を慣らす修正をするのが大変。出来たら1mくらいマイクを離したほうが良かったか？
・クリックを聞いて演奏したつもりでも波形をみるとずれているのがわかります。ちゃんとしたDAWならずれているところを修正して完全な形にできます。が、果たしてそれがいいのかどうか考えたところCDは何度も聞かれる性質のものであり、アラが洗い出される代物なので出来れば直せる所は直したほうがいいと思いました。結局一般の流通しているCDはお化粧をやりまくって出来ているものだよねとわかるようになりました。
・MIDI鍵盤で打ち込みもやってみました。単純なフレーズを鍵盤で練習して再生しながら打ち込み、ずれたところを修正しました。
〇録音したものを編集して最終データに
当初は10曲くらいは入れてみるつもりでしたが、思ったより時間がかかるため今回は5曲で制作しました。（最終的には以前作成したジングルがあったので間に挟み10曲の仕上がりとなりました）ミキシング・マスタリングは自分でやってみましたが、問題は「何がよくて何が悪いのかがさっぱりわからない」状態で、経験がないと判断する耳がないということですね。とりあえずはプリセットを使い、あとは自分の判断で微調整するという感じです。何度も聞くと悪いところが見つかり、その度に録り直しも何度もしました。
〇出来たデータをCDにする
CD-RはVerbatimというメーカのモノを使用。CD-Rの印刷は自分でデザインし、CD-Rが印刷できる自宅のプリンターにセットして印刷しました。意外ときれいに印刷できます。印刷されたCD-Rにデータを音楽CDといて焼くのはituneで出来ます。カーオーディオに情報が表示できるようにCD-Textを入れることが出来ます。
〇ジャケットのデザインと印刷
ジャケットはかんたんデザイン工房さんのところで販売しているセットを購入。ジャケットをいれる専用袋がつくのでこれが一番安く付く方法かと思います。
 |
| 写真・デザインも挑戦してみました |
〇工夫したところ
CDのアルバム情報については印刷をせず、Web上の特定のページを作成し、QRコードでアクセスできるようにしました。小さな紙だと情報の制約がありますが、Web上だといくらでも情報を入れることが出来ますね。ただQRコードになれていない人はそのままスルーしてしまう可能性もあります。
ということで完成しました。試行錯誤の連続で時間がかかりましたが、その過程の面白さもあってすぐに次のCDに取り掛かりたいという意欲も出てきましたね。
 |
| なんと！出来てしまいました～ とりあえず(笑) |
にほんブログ村
【関連記事】
0 件のコメント :
コメントを投稿