配信代行サービスを利用して思う事
配信代行サービスとは
自宅でオリジナルCDを再び作ってみるの記事で作成した音源を音楽配信代行サービスに登録した結果、本当に曲が配信され始めました。
音楽代行サービスは何かというと音楽配信を行っているSpotifyやAmazon Music等に一括して音楽を登録してくれる所、という事になります。その代わりに登録料や手数料を支払わなければならないのですが、配信やダウンロードされることによって発生した売り上げを何パーセントこちらが受け取れるかによって登録料が変わり、売り上げの100パーセント受け取る場合はその分登録期間の制限や登録料が高くなったりしますが、登録無料でも受け取りが50パーセントだったり少なくなったりしますが、登録をすることが可能です。
Big UPで登録してみた
今回、無料でも曲を配信手続きをしてくれるBig UP!で曲を登録することにしました。無料ですが、ストリーミング受領額の 70%、ダウンロード販売価格の 83%の売り上げが還元されるとのこと。また登録期間の制限はありません。1曲からでもできます。ただし、登録の際曲の形式やアルバムの画像の形式に指定がありますのでそれに合わせて準備する必要があります。私は間違えて曲を16bit/44.1kHzのところを24bit/48kHzのwav形式でアップしてしまったのですが、怒られることもなくすんなり通ってしまいました。Big UPの良いところはwav形式でアップロードできることですね。
後は配信日を最短にしたのですが、それでも2週間くらいは待つことになりました。審査は3日で通りあとは当日まで待つだけ。
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| Amazon Musicのスマホの画面 |
ビジネスとしてみると、正確にはわかりませんが配信で音楽を聴いてもらったところで一曲が0.1～0.3円程度のものにしかならないそうなので全くビジネスとして成立しないものらしいです。大体配信全体の売り上げのパイの大きさが決まっていて登録曲数が毎日増えているわけですから配信としてのビジネスがパイを随時大きくしなければそもそも成り立ちません。しかも有名ミュージシャンが売り上げのほとんどを持って行ってしまうわけですからね。ダウンロードで買ってもらうのを期待するしかありません。地道に宣伝し続ける必要があるようですね。
配信の手続きをやってみて知ったこと
カバー曲の配信も意外と簡単そう
カバー曲のCDを出す場合はＣＤプレスの枚数に合わせて先払いで使用料を支払う必要があるのですが、配信の場合は配信された分だけ後払いで使用料が引かれるしくみになっているため簡単そうです。有名曲をカバーすることによって偶然聞いてもらえる確率が上がるのではないでしょうか。
お金さえあれば自分名義のアルバムが発表されてしまう
あるブログで見つけました。ココナラで著作権を譲渡できる方に曲を作ってもらい、アルバム画像も作ってもらって配信代行サービスに登録したという話です。ミュージシャンからみればけしからん話ですが(笑)、そんなやり方がこの配信には無数にあるんだろうなと察しがつきます。
出来の悪い曲が流れてこないのは何故か？
配信サービスには今まで聞いてこなかったミュージシャンの曲を偶然聞くことが起こります。しかし如何にも素人が作ったような曲に遭遇したことがありません。私のような素人が作った曲さえアップできるというのにど素人の曲がアップできるのなら「なんだこれは？」と思える酷い曲がアップされ偶然流れる事もあるはずなのにです。なにかの判定がAIか登録代行者によってされておりA～Fなどランク付けされて登録されている事はあり得ると思います。そしてFなど下のランクになってくると「それを知っている人」にしか聞くことができない仕組みになっているのだろうなと思いました。
検索結果の上位に表示されるようになった
ライブの対バンの相手を知らないときにその相手の名前を検索することがあると思います。「ｍ太郎」なんて今まで検索に引っ掛かりませんでした。一時期は「ピコ太郎」しか出てきませんでしたが(笑) 今はなんと検索上位に私のアルバムが視聴できるように表示されているではありませんか
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| 検索上位に出ていたレコチョク |
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| 本人の知らない所で販売されてます |
これは結構驚きです。配信による利益はほぼないと思われますが、それを除いてこのような結果が起きるのは登録はかなり効果があるという事でしょう。あとは本人がブレイクするのを待つだけ（それは絶対ない 笑）
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