PLANET WAVES PRO WINDER/CUTTER でギター弦交換

 PLANET WAVES PRO WINDER/CUTTER で楽にギター弦を交換する話です。

ギター弦を交換するときに弦を巻く道具があったらいいよ~、という話はよく聞くと思いますし実際に目にすることがあるのではと思います。私もその声を素直に聞いて安いのでとりあえず、という気持ちで一つ買って使っていました。

すでにプラスチックが劣化してしまい、割れて壊れてしまいましたが、多分この手のモノだったと思います。使用した感じは「微妙」だったんでしょうね。壊れてすぐに買う事もなくその後はずっと手巻きでやっていましたから。

そしてこのストリングワインダー(と呼ぶらしい)はギターペグとの相性があり、場合によってはギターのヘッドと干渉して回す際にギターに傷をつけてしまう事が起きてしまいますので注意が必要です。

ギターに回転傷がついてしまいました・・・
上の写真では見事に傷が入ってしまってます。回すたびにワインダーが当たっていたのです。出来るだけ当たらないように注意して回していましたが、しばしば当たる事もあり、結果この通りです。回すのも固いしギターに傷をつけるのに気を使うし、これでは次に買おうという気にならないですよね。

ちなみに上のものはマーチンの上級モデルにしかつかないという、WAVERLY(ウエイバリー)という高級ペグのセットです。お値段を調べればわかると思いますが、安ギターが買えてしまうほど高いペグで、当時4万円くらいで販売されていたので私は海外のサイトから比較的安い所を選んで手に入れて付けました。
WAVERLYペグ
ネジがわざわざ今では使われないマイナスネジを使ってビンテージ感をだしているんですよね。部品は削り出しで歯車には違う素材を使っており、回すのに「ぐにゅ~」という微妙な感触を感じることが出来ます。今思うと「だから何?」という感じなのですが。

1924年ギターのペグ
ちなみに私が持っている1924年のベガギターは安物の仕様ですが、これにつかわれているペグもWAVERLYの文字が入っていました。昔から大衆用に存在していたんですね。
WAVERLYは確かに高級ですが、今のペグでは日本のGOTOHのSGV510Zには全く及びません。
GOTOH SGV510Z
私のギターにつけてもらっているSGV510ですが、一般のギターに取り付けられているギアが「1:15」程度、つまり一巻きするのに15回回すところをこれはギア比が「1:21」で一巻きするのに21回回す仕様になっている、という事です。

ギターのチューニングであるあるなのですが、あとちょっとでGになる・・・というところでびよ~んとチューニングが上がって中々合わないということないですか。特に3弦は合わせにくいですよね。中々合わないので妥協することもしばしば。ペグが細かく回ってくれないので合わせられないんです。ところがこのSGV510は滑らかに回り、滑らかに正確にチューニングが出来ます。これとTC electronicのチューナーを合わせれば最強です。とくにソロギターの方にはお勧めです。これを使ってしまった後では他のペグのダメっぷりがわかってしまいますね。WAVERLY・・・ただ高いだけ、という事になってしまします。

問題は他のものよりギター弦の交換に手間がかかってしまうということです。弦を巻くのに他のものより多く巻かなくてはなりません。そのため再びストリングワインダーを購入する運びとなりました。



今回購入したストリングワインダー
今回購入したワインダーはピン抜きと弦カッターがついているタイプです。どうせ巻くなら他の機能も付いた方が便利がいいはず。ギター弦はFoehn(フェーン)弦。最近メインでしようしている弦で大変コスパがよいです。エリクサー弦は使っていませんので2,3週間に一回は交換しています。

まずは弦の取り外しから

使ってみてこれはまず、前回の失敗にあったギターのヘッドに当たるという問題をクリアしています。当たりませんね。そして弦の取り外しから使えますが、くるくる回って簡単にできます。これだけでもう便利、と感じます。

見にくいですがピンを抜いている所です

ピンを抜くのもピンの根本をつかんで引くので全く問題ありませんでした。よくテコの原理で抜くタイプもあるのですが、これは支点となる部分がギター板に当たるためあまりお勧めできません。またその手のは劣化も早いんです。

ギター弦を切っています

写真のギターが変わりましたが、ギター弦を切ってみましたが、ニッパに比べて少し開かないといけないのは若干の手間になりますが、問題なく切ってくれました。昔はギターを先に巻いてしまって余った部分はくるくる回してそのままにしておく、(切れたらまた使えるかもしれないからね笑)なんてのがありましが、今は長さをとって先に切ってから弦を張っています。多くの人もそうしているんだと思いますが。

とにかくニッパ、ストリングワインダー、ピン抜き、というバラで3セットは案外使おうと思ったときに何故か見当たらないという事が起こりがちでなのを思えば、このようにすべてが一つになっているは大変便利だと思いました。そして弦交換の効率もかなり良くなったように思います。

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