安いギター弦を試す

先日はPyramid弦を試しましたが、大体3週間もたたないうちに音は鈍くなり我慢が出来なくなりました。これは6月という湿度が高くなる時期でギターもあまり鳴らなくなり弦も錆びやすいという環境のせいなのかなと思いますが、張った時の音の良さなどを考慮すると十分主力として考える選択肢に入る弦だと思いました。

他に試すとすればジョンピアーズ弦かなと思いますが、価格帯が同じくらいで弦の持ちも同程度と考えれば、もう少し安い弦を試しても良いかなと思います。AriaというギターメーカーががAria弦という格安弦を販売するなら、同じく日本にはヤマハとモーリスがあり、それぞれにギター弦の販売がありますのでそれを試してみたいと思います。


それぞれの主力商品と思われる弦ですが、どちらも買いやすい値段ですし、評価もそれほど悪くないですね。今回はモーリス弦を試してみたいと思います。

パッケージは安っぽい(笑)

大抵はフォスファーブロンズとかブロンズとか弦の種類が書かれてあるものなのですが、パッケージには言及無し(笑) 「F-20」と堂々と表示されていますが、そもそも買う側にとってはそこまで大きくする意味がよくわかりません。品質に自信があり、ダダリオの「EJ16」みたくそれを印象付けるための「F-20」? FはフォークのF? 今時の「Acoustic guitar」とは言わず死語に近い「FOLK GUITAR(フォークギター)」?これはウケ狙いなんでしょうか? まあ何だかよくわからないのですが一番小さく表示されている「SWEDISH STEEL」の文字が重要なのでは?スウェーデン鋼で作られているということですが、調べると包丁などに使われる腐食やサビに強い鉄らしいですね。一般の弦も同じくスウェーデン鋼で作られているよ、というのであればそんなに大した事ではなくなりますが・・・そこら辺の情報は私にはありません。

安心の?メイドインジャパン

パッケージの裏の写真です。一番低い6弦は052と少し細め。なんとしっかりMADE IN JAPANの文字が。日本でギター弦の製造しているんでしょうか?それにしてはかなり安い販売価格です。モーリスが独自に作っているはずはなく、どこかの製造ラインのOEMかと思うのですが。

中のパッケージは質素

早速袋を開けてみました。弦は一つ一つ梱包されており、間違えないように袋に弦の数字、そして弦の音がプリントされていますが、これのパッケージは以前紹介したK・Garageという中国の格安弦のパッケージに似ているんですよね。もしかして弦の製造は中国で梱包だけ日本で行ってMADE IN JAPANと文字打っているのかな、と思ったりしました。弦の種類は明るい金色でブロンズっぽい感じです。色がより赤っぽくなるとフォスファーブロンズと判断しています。

早速ギターに張って弾いてみましたが、ごく普通で高級な音はしませんが、悪い音でもありません。テンションも普通で張ってすぐにライブで使える音です。これで大体2週間くらいもってくれれば十分よい弦かなと思います。1日経つと若干大人しい音に変わりました。この感触、最近は手に入らなくなりましたが、以前よく買っていたChu-yaブランドのFoehn弦に似ています。もしかしたら同じかもしれません。

追記 2020.06.20
ある方からお聞きした話によると1980年代にはこのパッケージで販売されていたそうです。そのまま今も変わらずに販売されているそうです。パッケージの時代遅れ感も納得できますね。


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